今日の会計は発生主義でおこなわれておりますので、ものを売った時点で売り上げがたち、かならずしもお金の入金とは一致していません。月末の局面では、勘定合って銭足らず、資金ショートということにもなりかねません。
また、設備投資には莫大な資金がかかりますが、すぐに製品がバカ売れして、建設資金分を回収できるはずもありません。たいへん時間がかかるのです。

事業を拡大しようとすれば、いきおい、借入資金に頼る部分がでてきますが、債務過多、日本の国債発行のように、借金を返済するのに、借金をするスパイラルに陥ってはたいへんです。多額の借金のある企業は、たいていその悪循環に陥ってしまいがちで

基本、返済金は利益から返していくものですから…

短期的にはいろいろ手段もありますが、長い目でみれば、返済可能な額を算定し、それに見合う利益を出す体制づくりしかないと思います。

そうならないよう、事前に会計数値を細かくチェックし、最悪の状態を想定して、リスク回避していく経営が必要です。